【保存版】カフェ・喫茶店を開くには?開業の準備から初期費用・経営まで、ノウハウを徹底解説!

こんにちは、警官辞めて最年少で世界大会にいったバリスタです。

 

カフェや喫茶店を開業したい!と夢見るかた、多いですよね。

しかし調べても、誘導やわかりにくい記事ばかりで、なかなか良い情報が出てきません。

私も昔は情報がなかったので、修行しながら独学するばかりで、勉強すること自体かなり大変でした。

皆さんにそんな遠回りをして欲しくないので、現場目線でがんばってまとめてみました。

こちらの記事を読むと、オープンまでにやるべきことや、準備することが網羅的にわかるようになると思います。

かなり長いですが、夢のカフェ開業を実現させるために、ぜひご参考ください。

【筆者のプロフィール】

✅バリスタ歴15年以上

✅20席のフルサービスカフェの店長経験

✅120席の大箱セルフカフェの立ち上げ店長経験

✅五つ星ホテル・レストランでのサービスマン経験

✅国内大会・世界大会にて多数出場・優勝

✅エスプレッソマシン販売店での営業店長

✅専門学校や企業でのセミナー講師

 

カフェ開業までの順番をザックリまとめると

  1. コンセプト
  2. 物件
  3. 店舗デザイン
  4. 什器・小物
  5. 資金調達
  6. メニュー
  7. 仕入れ先
  8. 広告
  9. オープン

決めることはこんな感じでしょうか。

同時並行して進めることが多いですが、ザックリやることをイメージするとわかりやすいと思います。

”ロードマップ画像を挿入”

どのカフェ形態(どんなお店をしたいか)で開業したいかを考える

まず、全体像自体がイメージできないと思うので、そこから始めてみましょう。

一言にカフェといっても、色々な形態がありますよね。

  • コーヒースタンド
  • 喫茶店
  • 古民家カフェ
  • 猫カフェ
  • ブックカフェ
  • コインランドリーカフェ

などなど、書き出すとキリがないぐらい派生していくのがカフェというジャンルです。もはや何でもありです。

さて、普通はそこから考えてしまいがちですよね。

え?そうじゃないの?

別にそれでも良いのですが、それだと成功するか運試しのようになってしまいます。

ではどうするかというと、先にコンセプトを決めます。

あれ、全体像は・・・?

全体のイメージは、冒頭のまとめ程度で十分です。

先にこれを経由したほうが思考の整理がしやすいんですよ。

今、一瞬どんな感じのお店をしたいか考えましたよね。

それが、どうしてそう思ったのかを考えていきましょう。

 

カフェ開業の前にコンセプトを決める

まず先にご自身に問いかけて欲しいのですが、

どうしてカフェをしたいんですか?

ということ。
絶対なにかあるはずなんですよね。キッカケが。

ソバ屋でもお好み焼き屋でも居酒屋でもなく、カフェ。

オシャレだから?コーヒーが好きだから?よく通っていたから?

そこからもう一歩踏み込んで、そのときどういう感情が芽生えたのかを思い出してください。

いわゆる原体験というか、お店を作る上でのモチベーションがどこからくるのか、ハッキリしといたほうが良いんですよ。

そしてこれ以降のことを決める際に、めちゃくちゃ重要になってきます。

インタビューを受けるつもりで考えると、イメージしやすいと思いますよ。

この辺りの話を書くと長くなるので、詳しくは下記2つの記事をご参考ください。

【自分にインタビュー】カフェ経営のコアコンセプトの決め方「5なぜ?」を使って本心を知ろう

【実践編】コアコンセプトを実装。カフェ開業に向かって6W2Hで落とし込む【成功する為に】

 

カフェが開けそうな物件(テナント)を探す

上記までで、こんなお店が作りたい!というのがザックリ見えてきたかと思います。
一番ワクワクするときですね!

では次にすることは、物件探しです。

売る場所がなかったら始めようがないですからね。

物件を考えるときは2パターンあります。

  1. ターゲットがたくさんいる場所で探す
  2. ターゲットがあまりいない場所で探す

細かいところでいうと

  • 居抜き物件?スケルトン?
  • 一階?道路沿い?
  • 駐車場は?駅からどれくらい?

などなど、考える点は多数あるので詳しくは下記の記事をご参考ください。

【飲食店向け】カフェ・喫茶店開業における物件(テナント)の決め方を徹底解説

 

あと余談ですが、ターゲットとかコンセプトとか横文字ばっかで意味わかんねえよ!って人は、下記の記事も読んでみてください。

【横文字苦手な人向け】マーケティングで使う用語を簡単に説明してみた

 

カフェの店舗デザインを考える

ここまで来るとちょっと進めてる気がしてきますね。

さてここで、コンセプトを思い返して頂いて、どんなデザインの店舗がイメージされているでしょうか。

バイカーズカフェならバッチバチのアメリカンスタイルでしょうし、自然派カフェなら生成り色で木とか緑とかいっぱい使ってそうですよね。

そう、コンセプトによってめちゃくちゃ変わるんですよ。

基本的にターゲットが

マジ自分のためだけに作ってくれたんじゃね?

って思ってもらうためにはどうしたら良いか、を考えると良いと思います。

マジ自分のためだけに作ってくれたんじゃね?

大事なことなので2回書きました。

 

ちなみに、Instagramを知らない人はさすがにいないと思いますが、Pinterestってご存知でしょうか?

文字で検索するGoogleの、画像バージョンみたいなやつですね。これ自体もSNSの一種です。

画像を一つ選べば似たような画像を表示してくれるので、店舗デザインやメニューデザインを考えるときにめっちゃ参考になりますよ。

Pinterest

 

店舗デザインは外側だけでなく、内側(スタッフが作業するところ)も超大事です。

これちゃんと出来てるお店は本当に少ないので、ぜひしっかり考えてみてください。働く人の安全やモチベーションに関わるので。

細かいところは下記の記事にまとめましたので、ご参考ください。

【飲食店向け】カフェ・喫茶店の店舗デザインを設計するときに気をつけること20選

【開業時】カフェ・喫茶店の保健所検査で見られるポイントをまとめてみた

 

カフェ開業の際に必要な什器(じゅうき)・消耗品を選ぶ

さて、お次はメインどころですね。

什器(じゅうき)ってなに?

という方は、お店に置くものの大体は什器と思ってください。いわゆる設備関連全般ですね。

  • コーヒー器具(エスプレッソマシン・ミル等)
  • 冷蔵(冷凍)庫
  • 製氷機
  • 洗浄機
  • シンク
  • 照明
  • テーブル
  • 椅子
  • カウンター
  • お皿・カップ
  • 看板
  • レジ
  • エアコン
  • スピーカー
  • トイレ関連

規模感やどんなお店かにもよりますが、この辺りは最低限いるでしょう。

他にも小物でいうと

  • 砂糖
  • ナプキン・おしぼり
  • トイレットペーパー

などの消耗品も必要です。

めちゃくちゃ用意するものがあるので、下記の記事でチェックしてみてください。

【総まとめ】カフェ・喫茶店を開業する際に必要なものを全部書き出してみた

 

カフェ開業資金の調達。どれくらいの費用が必要?

上記まで考えられたら、大体予算感がわかってくると思います。

家賃3ヶ月分とかを一気に払わないといけない場合もありますし、什器も全部合わせると結構高いですし、デザインも凝ったら普通に数百万変わったりします。

改装するか水道いじるか電気いじるかとかでめちゃくちゃ費用感変わるので一概には言えないんですけど、10坪ぐらいのお店でザックリ500万ぐらいかかると思っておけば良いんじゃないでしょうか。

 

もちろん内装とかを全部DIYでやって、もらい物や中古で全部固めたら100万ぐらいで出来なくはないです。ただ労力マジ半端ないですし、相当センスがないとかなり中途半端になりがちなのであまりオススメできません。

礼金や保証金などを含めた物件取得費というものがかかるのですが、それだけで大体100万ぐらいは普通いくと思うんで、結局なんやかんや安くても200万は下らないように思います。

あと運転資金。これ超重要です。半年ぐらい売上0でも生きていけるぐらいは持っておいた方が安全ですね。

この辺りは下記の記事に詳しく書いてますので、ご参考ください。

【本当に理解してる?】カフェ・喫茶店を開業するときに運転資金はどれくらい必要か